「定期借家契約」という言葉を聞いたことはありますか?どのぐらい住めるかという期限が決まっており、通常は契約期間満了に伴い更新することなく契約が終了します。では、定期借家契約をするメリットとデメリットはどのようなものなのでしょうか。
定期借家契約をすることのメリット
定期借家契約の場合、物件に住める期間が限られているので、期限が来たら引っ越しをしなければいけません。そのため、定期借家契約の賃貸物件は、何かしらのメリットがなければ入居者が決まりにくくなります。
できるだけ入居者が見つかるように、家賃を比較的安く設定している物件が多いと言えるでしょう。敷金・礼金がない物件もあるので、安い賃貸物件を探している人におすすめです。
また、期間限定で借りられるので、単身赴任で短期間だけ住みたい人や、短期間のルームシェアをしたい人も便利に利用できるでしょう。住みたい期間だけ安く物件を借りられれば、普通の物件を選ぶよりもお得感がありますね。
定期借家契約をすることのデメリット
メリットが多いと感じる定期借家契約ですが、期限が来たら引っ越さなければいけないのは、やはりデメリットと感じる人が多いでしょう。期限があることを便利に感じる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は気に入った物件ならできるだけ長く住み続けたいですよね。家賃が安くて住みやすい物件でも、期限があると次の引っ越し先のことを気にしながら生活することになります。
そのため、ずっと住み続けられるという安心感がないのが、定期借家契約のデメリットと言えるでしょう。定期借家契約の賃貸物件を選ぶ際には、契約期間・再契約が可能なのか・途中解約は可能なのか、などのポイントに注目して契約することをおすすめします。